|
子供が生まれる前のこと、我が家の花壇には秋になると小菊が沢山咲くのだった。その小菊は鉢に植えられているのではなく雑草のようにあちらこちらから生えてきているという感じだった。また、その頃花に興味が湧いてきていたせいか、パンジーやら球根やらを植えてアイビーなんぞ垂れ下がったらいいなーなんて思っていたものだから、その小菊がすごくアンバランスに見えてはっきりいって私の中では雑草のように思えたのだ。それでも1年は我慢した。2年目は言おうかなーっとためらった。3年目、さすがに我慢しきれず、とうとう強行手段にでた。
一応姑に菊の場所の移動をお願いしたのだが、聞く耳もたず…って感じだったので、とりあえず、私も聞く耳もたず…って感じで、すべてを引っこ抜いたのだ。翌朝、庭の花壇を見た姑は愕然としたの でしょうか、私のところに駆け込んできて「花壇の菊をどこへやったーーーーーーーーーーーーーーーーーー」と、かなりご立腹…。私は、「ここです、お母さん。綺麗に鉢に植え替えました…。」と姑を小菊のところまでご案内しました。そうです。時に強行手段に出るときは、きちんとフォローも大切なのです。小菊だって鉢に植えたほうがずっとまとまりよく綺麗に見えます。
今年の秋も鉢に小菊が綺麗に花を咲かせているのを見ると、思い出すのは私だけかしら・・・。花壇にはアイビーとその仲間達。その横には鉢植えの小菊達。お互いがバランスよく調和して、窓から見たその景色はまるでモネの絵を彷彿させるかのよう・・・。しかし姑にとっては、今の花壇の状態が、以前私が思っていたように雑草に思えていたりして・・・。もしそうであれば、何も言わない姑の方がビューティーなココロかもしれません。……ビューティーなココロで行きましょう。
|