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今から2年前の2003年9月に、標高約4,000メートルの聖地ヒマラヤへはじめて足を踏み入れました。ヒマラヤのゴームクへ、成瀬雅春先生(アーカーシャ・ギリ)は、毎年約1ヶ月間修行に行かれています。その年成瀬先生は、弟子たちと共に一足早くゴームクへ行かれ、その後、わたしたちツアー一行が訪ねるという旅でした。  ゴームク
ヒマラヤのゴームク(牛の口)というところは、インドのガンジス河の源流が流れ出す地点とされています。源流といえば、水量も少なくちょろちょろと湧き出すイメージがありますが、そこは氷河の先端からものすごい勢いで流れ出ていて、時折、氷河の塊がごうごうと流れていました。巡礼者は命がけでこの地を訪れるそうです。日本からここへたどり着くまでに、最低でもなんと5日間もかかるのです。 ツアーの参加者は12名で、成田空港で初めて顔を合わせる方たちばかりでした。年齢も職業もバラバラで、『ヨーガ』という一つの共通点だけを持ち合わせたメンバー。不安に包まれながらも、ゴームクへの旅が始まったのでした。 成田空港からインドの首都デリーに到着し、そこのホテルで1泊しました。それぞれの部屋が割り当てられるのですが、添乗員の方が「もし、鍵が開かない場合はおしゃってください」と言われました。「まさか、インドについたばかりで、しかもこのようなホテルで開かないはずがないだろう」と思っていたら、見事わたしの部屋だけが開かなかったのです。慌てて添乗員さんに言ったら、ボーイさんが一緒に来てくれて、開けようとしても開かない。しかたなく他の部屋に変えてもらいました。ホテルでの食事は、たくさんの種類のインド料理と、色とりどりに盛られた山盛りのフルーツもあり、みんなでおしゃべりをしながら楽しいひと時を過ごしたのでした。
翌日からいよいよバスを使って、ゴームクに向けての長い道のりのはじまりです。白い大きな専用バスで、頭にターバンを巻いた2人のインド人運転手さんが、わたしたち一行を乗せて長い旅路を運転してくれました。わたしたちツアー参加者と、日本人添乗員さんと、インド人添乗員さんの14名で出発しました。インド人添乗員のMさんは日本語が上手く、インドの歴史や社会について、時々ジョークも交えながら話をしてくれました。
(つづく)
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