
 『心に響く声』 葉 祥明
/ 絵・言葉 愛育社刊 1365円
| 1997年初版の詩画集。葉さんの絵を初めて見たのは中学生の頃。それは、姉が購読していた"詩とメルヘン"という雑誌の表紙を飾っていた。大自然に一羽の鳥が舞っていたり、大海原に一艘の船が浮かんでいたり…。大×小のコントラストが美しいその絵を見つめていると、いつの間にか縮こまっていた心がス〜ッとしたり、ホンワカしてたりする。そんな出会いから数十年経った最近のこと。何気なく見ていたTVで、ある女優さんが「私のお気に入りです」と言って彼の詩画集を紹介していた。「この本は、毎日広げてるんです。目を瞑ってパッと開けたページの言葉が、その日の私に必要なキーワード」。近頃では『魔法の杖』みたいな本が出ているけれど、それともまた一味違うモノ。ページをめくると、忘れていたことをふと思い起こさせてくれたり、迷ってる背中をポンと押したりしてくれる言葉たちに出会える。 |