
 『ハーモニーの幸せ』 田口ランディ 角川書店 \1365
| サブタイトルは"からだがじいんと痺れるエッセイ集"である。確かに痺れた…心ごとね。私は著者の本をそれほど多くは読んでいない。だけど、雑誌やメルマガなどで目にする彼女の文章には、いつも何か"引っかかり"を感じていた。いつか一冊、何か一冊読んでみよう…そう思いつつ月日が流れ2年前にやっと巡り会ったのが『ハーモニーの幸せ』。これを読み終えた時、私が感じた"引っかかり"の意味がなんとなく分かった気がした。それは"この人、ワタシと似てる…"だった。神経の繊細さ具合が似ている…というと何だかキレイに響く?けれど、ちょっと、否、だいぶココロが病んでる感じが似ているし、感情の振り幅の大きさも似ている。だけど、そんな自分を嫌いじゃないところも似ていて、生きることに夢中な感じも似ているので、文中の至る所で共鳴できるのが嬉しかった。気がつけば、分厚い本にも拘らず一気に読破していた。今でも時々、角を折り曲げているページを読み返しては深く頷くことがある。以下の文章も、そのうちのひとつ。 |