今回はわたしの故郷、小倉の郷土料理をご紹介します。小倉は「百年床」を誇る旧家が残っているほど糠漬けが盛んなんですよ。その糠でいわしを炊いたものがこれ。糠というとクサイと思われるかもしれませんが、そんなこと全くありません。特にわたしが使っている「床漬処なかの」の百年床は唐辛子や山椒の辛味が効いていてとってもおいしいです。ですので、あえて糠と一緒に食べていただくようにしています。ご自宅の糠床を使うのはもったいないかもしれませんから、お店で糠床がみつかったら、ぜひお試しください。 【参考】「床漬処なかの」北九州市小倉北区紺屋町2-2 TEL:093-541-3243
いわし 大根 人参 コンニャク しょう油 酒 みりん 水 糠床
(1)いわしは頭を取り、腹わたを抜きよく洗う。
(2)1をしょう油、酒、みりん、水でうす味に煮る。
(3)煮えたら糠床を加え、約15〜30分炊き込む。 ★糠床は日にちが経って、酸味が増しているくらいがおいしいです。
(4)器に糠床と一緒に盛り、茹でた大根、人参、コンニャク等を添える。
北九州市出身。約20年前から岡山市内で呑み屋を経営。知るヒトぞ知る伝説の隠れ家「301」を手掛けたことは有名。「お酒に合う料理はご飯のおかずにもなる」との持論のもと、あくまでも呑み屋の料理人と自称する。