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<BBS> <Editor's Diary>
last updated : 2004/05/17
コーヘーのパリメール
府中市出身パリ在住のコーヘーが、パリでの暮らし、今のパリの様子などを毎週届けてくれます。
後半のプチ・フランス語講座もお見逃しなく!
 
From コーヘー
Date 2004年5月14日
To ヴィー・プラス編集部
Subject ニルヴァーナ
 
 僕のまわりにはパリの達人とでも呼べそうな人がいて、そういう人にレストランやカフェあるいはショップを紹介してもらうのが一番てっとりばやいし確かだと思う。彼は色んなお店を知っているけど、大別すると二つのタイプに分かれる。値段は高いけど、その値段に見合う雰囲気を提供してくれ、歴史があり、有名人やお金持ちの人が足を運ぶといった付加価値のついたお店と、値段は安いがその割には良いものを提供してくれ、大衆的でアットホームな感じのお店。前者は、よそ行きの服を着てちょっと緊張しながら入るようなお店で――有名かあるいは有名になりつつあるお店が多い――、後者は気楽に入れて、でも一度知ってしまうと他の人にはあまり教えたくないお店だ。今回、達人が薦めてくれたカフェ・ニルヴァーナはどちらかというと前者のタイプだと思う。別にものすごいお洒落というわけではないのだが、夜になるとカフェ・バーなのにドアマンがいて、怪しげな垂れ幕で外からはカフェの中が見えないようになっている。中に入ると黒シャツ黒パンツのギャルソンが待ち構えていて、お客はお金持ちそうな人か、業界人っぽい人ばかり。メニューを見ると一番安いエスプレッソが8ユーロ(1000円ちょっと)。値段が高いのでびびってしまう。僕が頼んだのはカフェ・ヴェルール(ビロード・カフェ)で、エスプレッソにシロップを入れたもの。シロップは何でも選べるので、僕はノワゼット(ヘーゼルナッツ)のシロップを選んだ(10ユーロ=1350円!)。内装は名前が示すとおりインド風なんだけど、様々な色の灯りのせいで未来的な雰囲気もあり、雰囲気は悪くない。昼になると少し安いらしいので、ちょっとのぞいてみてもいいのでは。カフェ・ニルヴァーナはメトロの駅でいうとフランクラン・ルーズベルト(フランス風の読み方ではこうらしい)で、つまりシャンゼリゼのブランド街のそばに位置している。住所は3, avenue Matignon。

photo photo

今週の表現 今週の表現

こんな表現だと怒られそうですが、言うんです、フランス語でも。「かっこいい」とかあるいは「いい感じじゃん」という意味です。もちろん英語から来ていて、最近若い人が話す言葉には英語をそのまま使う表現が増えてきているらしい。発音は「セ・クール」だけど、英語の場合のように、Lの音を発音するのに舌の先を上の歯の裏につける必要はない。似た表現でC'est chouette !(セ・シュエット)。これも「かっこいい」とか「すごい」とか「いけてる」とかいった意味。


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【コーヘーprofile】
パリ4区在住。府中市出身。20世紀フランス文学を研究。
コーヘー