ヴィー・プラス  
ホームページへ! あなたの知識や知恵にプラスな情報おおしえします。 あなたのグルメライフにプラスしてほしいオイシイ情報。 ココロもカラダも美しくなることいっぱい! 映画、音楽、旅行・・・暮らしのスパイスはこちらから。 ちょっとしたプラスが大きな差を生む・・・ステキなインテリア情報。
<BBS> <Editor's Diary>
last updated : 2004/07/19
オノ君のパリメール
バカンス中のコーヘーに代わり、夏季限定でオノ君が、パリでの暮らし、今のパリの様子などを毎週届けてくれます。後半のプチ・フランス語講座もお見逃しなく!
 
From オノ君
Date 2004年7月17日
To ヴィー・プラス編集部
Subject パリコレ

 みなさま、こんにちは。先日バカンスでパリを離れたコーヘーのピンチヒッターをつとめることになったオノです。革命記念日(14日)が終わり、ようやく夏らしくなってきたパリからみなさまに、夏季限定のパリメールをお届けします。

photo
有名ホテルでのショー
photo
会場付近でのスナップ

photo
モデル

 さて、今週の話題はパリコレ。7月始め、ここパリでは、2005年春夏のメンズ、そして2004-5年秋冬のオートクチュールのデフィレ(ショー)が行われた。パリコレといっても、一般市民にはあまり縁がないというのは日本と同じ。そもそもどこでやっているのかがわからない。会場はカルーセル(ルーブル)のほか、美術館、学校、古い貴族の館、ホテル、劇場、特設テント、クラブ、地下駐車場など、パリのあちこちに散らばっている。入口にはブランド名さえ書かれていないことも多い。開始時間が近づくと周囲に人だかりができ、通りすがりの人が「何のショー?」と聞いていく。入口に掲げられた4つの看板はそれぞれ、フォトグラファー、バイヤー、プレス、スタンディングの入口を示す。スタンディングというのは立ち見のこと。座席指定のない招待状を持っている人は会場の外に並んで待たされることになる。こういう階級制度は実はプレスやバイヤーの人たちの間にもあって、席を割り振られた人でもそれがどれだけ見やすい場所かでその肩書きの程度が知れてしまうらしい。人気のあるショーだと、立ち見の招待状を持っている人でも中に入れなかったりする。その意味で、入場制限の厳しさはブランドの注目度のバロメーターになる。ただ、よほどの人気メゾンでないかぎり、ショーが始まる直前に招待状がない人も入れてくれる。会場に入ってなにげなくあたりを見回すと、先ほど入口で何のイベントかと聞いてきた通りすがりのおじさんがまぎれこんでいたりする。ショーがはじまるのはたいてい予定時刻の一時間遅れ。ランウェイに向けられた何十本もの巨大な望遠レンズ。人気のブランドであればあるほど、その数も増える。照明が落ち、ざわついた場内が一瞬静まる。最前列に座るセレブたちに容赦なく脚を引っこめろとかカバンをどけろと指示するフォトグラファーの叫び声。まぶしい照明と大音量の音楽とともにはじまるショーは15分ほどであっけなく幕を閉じる。

P.S. パリコレのタイムテーブルはmodemonline.comなど、インターネットでも手に入るので、ちょうど期間中にパリにお出かけの方はふらっと立ち寄ってみてはいがが? 

今週の表現  今週の表現

Bon(ボン)というのはいいという意味の形容詞。日常会話では間投詞的に話を区切るときよく使う。たとえば、「さてと」と重い腰を上げ、話を切り上げるとき。お店で探していたものがなかったとき、あきらめの気持ちをこめて言えば、「じゃあしかたない」という意味になる。威勢よく電話を切るときはBon allez ciao!(ボン・アレ・チャオ!)と言おう。意外な話を聞かされたときはAh Bon?(「そうなんだ?」)と語尾を上げる。


バックナンバーはコチラ

 
 
【オノ君profile】
コーヘー、ルカ・スクリーブの友人でパリ9区在住。20世紀フランス文学を研究中。
オノ君