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<BBS> <Editor's Diary>
last updated : 2004/08/16
コーヘーのパリメール
府中市出身パリ在住のコーヘーが、パリでの暮らし、今のパリの様子などを毎週届けてくれます。後半のプチ・フランス語講座もお見逃しなく!
 
From コーヘー
Date 2004年8月15日
To ヴィー・プラス編集部
Subject 野外映画

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 ヴァカンス真っ最中のパリには世界中から観光客が溢れており、いつもに増して様々な外国語が至るところで鳴り響き、多音空間を織り成している。そうした裕福な観光客の波の中に混じってヴァカンスをパリで過ごすはめになったパリジャン/パリジェンヌたちは一体どのようにしてヴァカンスを楽しんでいるのか?
photo 日本と違ってヴァカンス文化=レジャー文化が発達しているフランスでは、国や市があまり裕福ではない人たちがパリでヴァカンスを楽しめるような催し物を行なう。今回紹介するのはそうした催し物の一つ、「野外映画」(cinema en plein air)だ。パリ北東部にある公園ラ・ヴィレット(ベルナール・チュミが設計)には7月16日から8月29日の間、巨大スクリーンが芝生の上に設置され、そこでだいたい夜10時頃から無料で映画が上映される。クラシックな映画が多く、今回僕達が見たのは成瀬巳喜男の『鰯雲』(1958)だった。この他にも日本映画では、大島渚の『愛のコリーダ』が今後上映予定だ。良い映画だったが、公園内の雰囲気もとても良かった。皆ちょっと早い時間に公園に入って芝生の上に一枚布を敷いて座り、持ち寄った食べ物を食べながらワインを飲んで、映画が始まるのを待っていた。日本と違ってすでに少し涼しい気候なので8月とはいえ暑さは問題とならず、ちょうどいい快適な環境の中、友達とおしゃべりしながら食事をして良い映画を観るというのはちょっとした贅沢といっても言いすぎではないと思う。写真をみればわかるようにとても綺麗な公園なので、この野外映画が終わった時期であっても、もしパリに来ることがあれば一度は訪れてみたい場所ではある。

今週の表現  今週の表現

「じゃあまた」という意味で、親しい間柄でのみ使う表現と言えるだろう。発音は「ア・プリュス」。「さようなら」という意味の表現は、仲の良さとか、状況とかによって複数あるのだけど、一番よく使うのはAu revoir.(敢えてカタカナで発音を書けば「オー・ルヴォワール」となるが、「オー・フヴォワ」というのがもっとも近い音に僕は聞こえる)だ。その他にも「やぁ」と同じ意味のsalut(「サリュ」)も「それじゃあね」を意味し、イタリア語のCiao(「チャオ」)も「じゃあね」という意味として用いる。今回紹介する「ア・プリュス」はA plus tard.(「ア・プリュ・タール」)=「また後で」を縮めたもので、別れた後にあまり時間をおかないで再び会う場合に用いる。


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【コーヘーprofile】
パリ4区在住。府中市出身。20世紀フランス文学を研究。
コーヘー