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last updated:2004/02/20
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住生活向上委員会
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第46回
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GWはどこに出かけます?
いま世界的にブームです、イサム・ノグチ。
 

 いつもGWは出遅れます。3ヶ月まえから計画とかあたりまえなんですってね。休みの予定をそんなに早くから考えたことがありませんので、いつもだらだらしているうちにGWが目前!で慌てます。今年はせっかく早く気づいたから考えてみよおーっと。

 こんな仕事をしていると、気になる建物を見て歩くというのも楽しみのひとつなのですが、みなさんは有名な建築家の建物を意識して見たことってありますか?高名な人の作品って都会に行かなければ出会えないようなイメージありますけど、人がいてこその建築や作品ですから、結構田舎に有名な人がつくったものがあったりします。今回はそんな中でも世界的に有名なイサム・ノグチの作品の旅にでかけましょう。

イサム・ノグチ イサム・ノグチ

 今年は彼の生誕100年にあたる年です。簡単にイサム・ノグチについて解説します。彼のプロフィールはどう紹介したらいいでしょう。彫刻家、建築家、照明デザイナー、公園設計者…いろんな肩書きがつきそうですが、一口にいえばやはり「美」を追求し続けた芸術家であることに間違いないでしょう。

 詩人野口米次郎とアメリカ人の母レオニー・ギルモアの間に生まれた彼は、二重の国籍を持ち、決して安定した暖かい家庭とはいえない複雑な幼、青年期を過ごし、医学の道を選択していました。医学から芸術家への転身のきっかけとなったのが野口英世との出会いです。姓は同じですが、縁戚関係はありません。それをきっかけに数々の出会いとともに芸術家イサム・ノグチは成長していきます。26歳のときに12年ぶりに再び日本へ来日。絶縁状態であった父親とも和解していきます。

 「半東洋人」という批判をうけるなど、当時の差別的な環境にあっても彼は美への追及を止めることはありませんでした。世界各地で彼の作品が生活と共に息づいています。故郷を持たない孤高の彼は残念ながら1988年に死去ということですから、本当に身近な偉大な芸術家といえるでしょう。

 彼の晩年にアトリエを構えたところが香川県です。志ある人々が集まって財団を作りました。彼の残した仕事場、アトリエ、自宅、庭園、それを大切に守っています。偉大な芸術家、イサム・ノグチをたどる旅、出かけてみませんか。

 

イサム・ノグチ庭園美術館 >>HP
香川県木田郡牟礼町牟礼3519 TEL:087-870-1500
[見学日]火曜、木曜、土曜のみ
[時 間]10時、13時、15時の1日3回限定
[入場料]2000円 
★見学は完全予約制です。往復はがきに代表者の名前・見学者全員の名前・住所・年齢と見学希望日時を第二希望まで記入します。見学希望の10日前までに届くように郵送して下さい。

【行き方】高松築港から高松琴平電鉄瓦町駅乗り換え、志度行きで30分、八栗駅下車、徒歩20分。JR高松駅からタクシーで約25分。

 どうです?この困難に打ち勝ってでも行ってみたい場所ではあります。

 この他、高松空港の前庭にある作品もそうです。「タイム・アンド・スペース」と名づけられたこの作品は庵治石を積み上げた彫刻です。ここは見学自由。また、香川県さぬき市、四国横断自動車道、津田の松原SAと高松市生島の五色台少年自然の家に「オクテトラ」という遊具があるそうです。

 その他、遊具はジャングルジムやシーソーやスパイラル・スライドなどたくさんデザインしているようです。イサム・ノグチ日本財団(TEL.087-845-1757)で購入の相談もできます。幼稚園経営されてるかた、一台いかがですか?

 彫刻が所蔵されているところでは、岡山県倉敷市の大原美術館、広島市現代美術館、呉市美術館、高松市美術館、香川県文化会館、香川県庁舎、徳島県立近代美術館が近いところでしょう。また、それらの建物の設計者が気になったりしますが。

 広島県にも。中区中島町の西平和大橋、平和大橋です。平和公園の南端の元安川と本川に架かる橋で、予算の都合でコンクリート製になったとのことで、彼としては満足のいく作品ではなかったようです。

 街にある何気ない建物、彫刻、空間、灯りとの出会い。私たちは案外誰かが計算しつくしたものに囲まれているのかもしれませんね。そして、そのものには必ず背景があるのでしょうね、われわれのはかり知れないようなドラマとともに…。

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□関連リンク>> ISAMU NOGUCHI PRIVATE TOUR

 

Sei Mizuki
水木 聖

インテリアコーディネーター。'88年から某大手住宅メーカーで一般住宅や展示場を多数手掛ける。季節感を取り入れた自然と融合した空間創りがポリシー。食べること、飲むことが大好きでテーブルコーディネートも。現在フリー。