9月のイラスト

『 陶芸』

私はこう見えても陶芸家の端くれだと思っている。正直言って今は本業のイラストやデザインの仕事よりおもしろい(傍目にもそう見えるらしい…)。何がおもしろいって、陶芸は作品をいったん窯に入れたらあとは炎にゆだねるしかない、自分の腕だけではどうにもならないところが最大の魅力だと思う。窯の女神の機嫌が良ければ想像以上の出来映えになるし、悪ければ割れてしまったり散々な目に遭う。私が窯に女神がいると確信したのは、私の師匠の備前焼作家 岡野圭治先生(注:無類のお酒好き)が登り窯に火を入れている間(2週間は下らない)はお酒を断っていると知ったとき。先生もきっと窯の前で必死に女神に祈っているに違いない。