6月のイラスト

『 梅雨 』

私はこう見えてもかなりひどいくせ毛である。学生のころはこの時期がイヤでイヤでたまらなかった。朝、暑いのを我慢してくるくるドライヤーでセットして家を出ても(いや、朝から雨が降っているとセットする気にもならなかった)、学校に着く頃には元のモクアミ、みごとにふくれあがり一日中髪を気にしながら憂鬱な気分で過ごさなければならなかった。おまけに制服がセーラー服でもちろんスカートはプリーツスカート。せっかく前の晩寝押ししてつけた折り目も完全にとれて、なんだか中途半端なフレアスカートのようになってしまっていた。そう言えば雨の中を歩くと泥水を跳ね上げて白いソックスも汚れていたなー。ああ、いま思い出してもうっとうしい…。ただ学校の近くにあじさいで有名なお寺があって、たまに友達と寄ったものだ。境内に咲き誇ったあじさいの花がこの時期の唯一美しい思い出として残っている。